マネジメントというと、直接ものを作る仕事とは少し距離があるように見えるかもしれません。しかし実際には、「チームをつくり、そのチームが成果を出す」という意味において、非常に創造的な“物作り”だと考えています。私にとっては、そこに手ごたえを感じられたことが、キャリアの大きな転機となりました。
以前、海外旅行のオーダーメイドプランを専門に企画・設計していました。
航空券のスケジュールや航空会社、ホテルのグレード、現地の気候や交通・治安といった情報を複合的にとらえ、お客様一人ひとりに最適な旅のプランを組み立てる。そこでは常に、「誰のために、どんな価値を届けるのか」を考えることが求められました。
私たちが手がけているホームページ制作や広報の仕事も、実はそれと同じです。一見、技術的・デザイン的な作業に見えるかもしれませんが、その本質は「相手に合わせた設計」にあります。高価で一方的な作品ではなく、使う人の目的や好みに合わせて調整されたサイトづくりです。
画一的なテンプレートではなく、誰のために、どんな想いをどう届けたいのか。まさにそれは、オーダーメイドの旅のように、ひとつひとつ異なる要素を丁寧に組み合わせる作業です。お客様の商品やサービスに込められた「想い」を丁寧に引き出し、それをストーリーとして誰に届けるのかを考え、設計していく──それが、私たちのウェブ制作と広報における軸です。
今「個性の時代」とも言われ、均一化された情報発信では共感を得ることが難しくなっています。だからこそ、「こだわりを伝え、共感を得る」ことが重要であり、そのために私たちはウェブや動画といったメディアを“広報マン”として育てていきたいと考えています。
すべての案件において、代表である私自身が窓口となり、責任を持って遂行いたします。
誰かに任せきりではなく、「この人のために」と思いながら、家庭料理のように一つひとつを心を込めて作っていく。それが、私たちの理想とするものづくりのあり方です。
