スキルズ(Skills)は、「AI(やエージェント)が毎回ちゃんと動けるようにするための外付けの記憶・手順書のこと。
プロンプトがその場かぎりの指示なのに対して、スキルはワークフローごとまとめて保存しておけるイメージです。

使い方は大きく二つあります。
ひとつは、誰かが作ったスキルやテンプレートをそのまま、または少しだけカスタマイズして使う方法。
もうひとつは、自分の作業手順を言語化して、一からスキルとして作る方法です。
どちらも「毎回プロンプトを書く」のではなく「一度作って何度も呼ぶ」に発想を切り替えるところがポイントです。
各LLMでの対応をざっと整理すると、こんな感じになります。
Manus
Manusは、Skills機能がネイティブ対応です。特定のワークフローをファイル群としてまとめた「Manus Skills」を読み込ませて、エージェントに専門タスクをやらせる設計になっています。
さらに skill-creator というスキル作成用スキルがあり、自然文で「こういう流れのスキルを作って」と指示するだけで骨組みを生成できます。Claude Skillsとの互換もあるので、他所で作ったスキルをインポートして使うこともできます。
Claude
Claudeは、公式にSkills機能を提供しています。指示やスクリプト、リソースをまとめたフォルダをスキルとして登録し、必要なときだけ動的に読み込む方式です。繰り返しの資料作成やデータ分析、マルチステップ処理をスキル化しやすく、公開スキルもかなり増えています。
ここで量産したSkillsは、フォーマットを合わせればManus側にも持ち込めるので、クロスLLMで流用しやすいのもポイントです。
Google系ならAntigravity
Skillsの作成。SKILL.mdを核にしたSkillsをフォルダで置いて使います。テンプレをコピーして手順だけ直す方法と、手順をSKILL.mdに起こして自作する方法の両方ができます。
ChatGPT
「スキル」という名前ではありませんが、Custom GPTやワークフローツールで実質同じことができます。よく使う役割や口調、ルール、外部ツール連携を一つのCustom GPTにまとめておけば、それ自体がスキル的に機能します。テンプレートを作っておいて、毎回「素材だけ差し替える」運用に向いています。
まとめると、スキルは「テンプレートを流用する」か「自分のワークフローを一から言語化して作る」かのどちらかで増やしていけます。
特にClaudeで作ったようなスキル群は、そのままではなくても発想や構造ごと他のLLMに移植しやすいので、「まずClaudeでスキルをたくさん作り、ManusやAntigravityに展開していく」という進め方が素直で分かりやすいと思います。



