AI Site Builder:AI作成WPサイトを「自前サーバー」で公開するための手順まとめ(検証してません):覚書

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WordPress.comが新たにAIを活用したウェブサイトビルダー「AI Site Builder」を公開しました。​このツールを利用すると、コーディングやドラッグ&ドロップ操作を必要とせず、AIに指示を与えるだけで、数分以内にウェブサイトを作成できます。​具体的には、チャットボット形式でサイトの種類、好みの色、ビジネスの詳細などを入力すると、AIがそれに基づいてテキスト、レイアウト、画像を含むウェブサイトを自動生成するとのこと。

前提条件
  • AIビルダーは WordPress.com上で動作(自社サーバーではない)
  • しかし、WordPress形式のデータエクスポートは可能
  • 最終的には自分のサーバーに WordPress.orgをインストールして移設する

手順ステップ
① WordPress.comでAIビルダーを使ってサイトを作成
  • 画面の指示に従って、業種や好みを入力
  • AIが自動でページ・画像・構成を生成

② 「投稿・固定ページ・画像」などのデータをエクスポート

  • WordPress.comダッシュボード →「ツール」→「エクスポート」
  • .xml ファイルとして出力される
  • 画像などもZIPで一括DLできる(メディアファイル)

③ 自分のサーバーにWordPress.orgをインストール

  • レンタルサーバー(例:Xserver、ConoHa、さくらなど)にログイン
  • WordPressクイックインストールを利用 or FTPアップロード
  • 初期構築が完了した状態にする

④ エクスポートした .xml データを自前サーバーにインポート

  • WordPress.org管理画面 →「ツール」→「インポート」→「WordPress」
  • プラグインをインストールしてインポートを実行
  • 画像や記事が再現される

⑤ テーマの再設定

  • AI生成テーマはエクスポート不可の場合がある
  • 自前のテーマ(無料/有料)を用意し、似たデザインに調整
  • 必要に応じて「ブロックパターン」や「カスタムCSS」で再構築

⑥ プラグイン・機能の補完

  • WordPress.com側で使っていた機能を補完するために、 必要なプラグイン(例:お問い合わせ、SEO、キャッシュなど)を導入

⑦ サイトを公開

  • 独自ドメイン設定
  • SSL(https)化
  • 表示・動作確認を行い、本番公開へ

注意点と対処
項目注意点・対応
テーマWordPress.com AI専用テーマは移行不可の可能性あり。代替テーマを使って再現。
プラグインWordPress.comに限定される機能は再構築が必要。
レイアウト一部再調整が必要(特に画像サイズやブロック配置)
SEOmeta情報などは別途プラグイン等で追加を推奨

✅ 必要なものチェックリスト
項目有無
WordPress.comアカウント
エクスポート用 .xml データ
レンタルサーバー/独自ドメイン
WordPress.orgインストール済み環境
テーマ・プラグイン再構成の準備

補足
  • WordPress.comの無料プランでもエクスポートは可能
  • ただし「テーマファイル」や「完全なサーバーバックアップ」は有料プランでないと取得できないことがあります
  • 自由度を求める場合、最初から自前環境で作るのも選択肢です
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