今のChatGPTは“機能メニュー(+ボタン)”と“モデル切り替え”の2か所がよく入れ替わる仕様で、段階的ロールアウトやA/Bテストで表示が変わることがあります(公式リリースノートでは「GPT-5は順次展開」)と明記されています。


① +ボタン → ツール周り
- エージェントモード
ChatGPTが“自分の仮想PC(ブラウザ)”を使って、複数ステップの作業を自動実行します。ログインが必要な場面では一時停止し、あなたが「ブラウザを引き継ぎ」できます。画面はスクリーンショットで読み取り、許可が要る操作(送信など)は確認を求めます。データの扱い・クッキーの消去方法もヘルプに明示。 - Deep Research
公開Webや(必要なら)ファイル/接続データを使って、マルチステップの本格調査レポートを生成します。時間はかかりますが、根拠リンク付きの整理に向きます。 - canvas
Chatではなく横に並ぶ編集キャンバスで、一緒に文章やコードを直していくUI。ドラフト作成・リライト・軽いコーディングに便利。 - ウェブ検索
その場でWebを検索して、出典付きで回答する標準のブラウジング機能。 - 接続するアプリ(Google Drive / OneDrive / SharePoint)
チャットにクラウドのファイルを直接読み込む連携。対応アプリは公式で上記が案内されています。なお「同期コネクタ(Synced)」は仕様が別で、Googleは“WorkspaceのDrive”のみ対応(個人用は不可)など制限があります。 - あらゆる学びをサポート(=Study mode / 学習モード)
ソクラテス式の質問で理解を深める“学習特化モード”。ツールから有効化でき、レベル確認→段階的説明→理解チェックまで対話で進みます。
すぐ調べたい=「ウェブ検索」/根拠つきの深掘り=「Deep Research」/並んで直したい=「canvas」/実行・操作まで任せたい=「エージェントモード」/勉強系=「学習モード」
② モデル切り替え(GPT-5 と従来モデル)
- GPT-5(Auto / Fast / Thinking mini / Thinking / Pro)
GPT-5自体は「賢い基本モデル+深い推論モデル(GPT-5 Thinking)」を状況に応じて自動で使い分ける“統合システム”です。メニューの意味は公式の説明どおり: - Auto…用途や難易度に合わせてFastとThinkingを自動切替(基本はこれでOK)。
- Fast…即答優先。メモ作成や短文要約など。
- Thinking mini…素早めの推論(軽めの思考が要る課題)。
- Thinking…じっくり推論。要件定義、計画、難しいコード/数理などに。
- Pro(アップグレード表示)…研究グレードの知能。Pro契約者向けの上位思考枠です。
- 従来モデル(GPT-4o / GPT-4.1 / o3 / o4-mini など)
互換や一部機能目的で残っている旧系です。どの従来モデルが見えるかはプランごとに差があり、順次整理中という扱い(Plusは主にGPT-4o、Pro/Teamは他の旧系も残る旨の注記あり)。UIに出たり消えたりするのはこの移行の影響です。
使い分けの目安:
- とりあえず最適解/速度バランス重視 → GPT-5 / Auto。
- 返信スピード最優先 → Fast。
- 正確さ・推論の質を上げたい → Thinking(軽めならThinking mini)。
- 旧来の声・画像統合の挙動を狙う → GPT-4oを明示選択。



