デザイナーのAI活用方法を現場で確認:覚書

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「信頼感があって、でも親しみやすくて」
「もう少し軽やかに。でも高級感は残して」

──そんな“ふわっとした要望”を前に、デザイナーは長年、感覚と経験で戦ってきました。
今、その最も非効率なフェーズにAIを入れることで、クリエイティブの本質に集中できる時代が来ている。

  • デザイン初期フェーズの高速化
  • ブランド表現やビジュアルアイデアの言語化・可視化
  • 手戻りを減らし、意思決定の精度とスピードを上げる
ツール主な用途ポイント
ChatGPT(GPT-4o)画像生成・ブランド言語化会話しながら即座に生成/修正が可能
ChatGPT(テキスト)トンマナ・文言の提案言語化の補助として活用
その他(例:Figma連携)デザイン実装AIアウトプットをそのままUIに組み込む流れ
① ラフ案・イメージ共有の高速生成
  • GPT-4oを使って「こういう世界観で」と入力すると、即時にビジュアルが出力される。
  • チームでのすり合わせや、議論のたたき台として非常に有効。

✔「このイメージどう?」を数秒で可視化
✔ Midjourneyを使わなくても十分クオリティに耐える

② トンマナ・配色の試行錯誤
  • 画像に対して「もっと自然な色にして」「少しレトロ感を出して」などとGPT-4oにリクエスト可能。
  • 反復の手間を減らし、時間の短縮に直結

✔ 手作業の調整が不要に
✔ Chat形式なので試行錯誤が早い・楽しい

③ ブランド表現の言語化+ビジュアル化
  • 「このサービスの価値は〇〇」と入力すれば、
    • キャッチコピー
    • トンマナの説明
    • 対応するビジュアル
      すべてGPT-4o内で完結

✔ 言葉とビジュアルがセットで出てくる
✔ デザインに説得力がつく

④ ペルソナ設計
  • GPT-4oで「このような人物像」と指定すれば、顔写真風の人物画像を自動生成。
  • 複数バリエーションを出してチームでの認識統一にも使える

✔ 顔を使った設計資料が数分で完成
✔ 余計なストック素材探しが不要


効果内容
スピードラフ・アイデアの生成が即時、チーム確認も即
言語連携ブランドの説明やトンマナが言葉とビジュアルでセット化
柔軟性色味・構図などの修正がその場で可能
汎用性画像も文言も同じAIで完結できるので連携が滑らか
Midjourneyを新たに使う?
  • GPT-4oで十分なビジュアル品質と柔軟性がある
  • Discord操作や細かいプロンプト作成の手間がコスト高
  • 現場で求められるスピード・意思疎通・修正効率を優先

プロンプト例:おもったより細かな変更ができる。

  • 「このロゴを使って、マグカップに印刷したモックアップ画像を作ってください」
  • 「Instagram広告用のライフスタイル画像を作ってください」
  • 「フィルムで撮ったような温かみのある雰囲気にしてください」
  • 「人が写っている写真にしてください」
  • 「このロゴを使った画像を再度作ってください(既存ロゴを貼り直して使用)」
テイスト別プロンプトとその効果
プロンプト特徴生成される図解のテイスト
「iPhoneとAndroidの違いをインフォグラフィック風図解で説明して」表形式や配色が整っており、ビジネス用途に最適比較表スタイル
「iPhoneとAndroidの違いをグラレコ風図解にして」手描き風、白黒中心でキャラやイラスト付き親しみやすく感覚的
「iPhoneとAndroidの違いをグラレコ&インフォグラフィック風の図解で説明して」両方の要素をミックス。情報もビジュアルもバランスよく伝わるSNS向けにも◎
iPhoneとAndroidの違いをインフォグラフィック風図解で説明して
iPhoneとAndroidの違いをグラレコ風図解にして
iPhoneとAndroidの違いをグラレコ&インフォグラフィック風の図解で説明して
岡山のホームページ作成