事件・事故は「初報だけ」? ― 続報を追うならAIを活用

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ニュースを見ていると、事件や事故が大きく報じられるのは最初だけ、という印象を受けることはないでしょうか。
「高速道路で多重事故が発生」「有名企業で不正が判明」――こうした衝撃的な見出しが流れると、多くの人の注目を集めます。しかし数日が経ち、「その後どうなったのだろう」と気になっても、続報にたどり着くのは容易ではありません。

実際には、警察や自治体がその後の情報を発表し続けています。死亡事故であれば司法解剖の結果や被害者の身元、事件であれば送検や起訴に関する情報が、各県警の広報資料や地元紙の地域面などに掲載されているのです。
ところが、こうした続報は全国ニュースでは「速報性が乏しい」として取り上げられにくく、多くの人の目に触れないまま埋もれてしまいがちです。

そのため「報道されたまま闇に消えた」と感じるのは自然なことかもしれません。情報は存在しているのに、私たちの元に届きにくい――そんな情報の断絶が、構造的に生じているのです。

AIに聞くという選択肢

このような場面で役立つのが、生成AIなどの技術です。AIはニュースサイト、自治体の発表、地元メディアの報道などを横断的に検索・要約できるため、見落とされやすい続報を拾い上げ、整理してくれます。

たとえば、「高速道路の死亡事故、後に警察は何を発表したのか」「不正会計事件、その後の裁判はどうなったのか」といった疑問も、ChatGPTのようなAIを使えば、従来よりもスムーズに調べることが可能です。

もちろん、AIを使いこなすにはある程度の検索スキルや情報の真偽を見極める目も必要ですが、それでも従来の検索エンジンに比べて格段に効率的です。報道されない続報にアクセスするための「手がかり」として、AIは非常に有効なツールとなり得ます。

情報の透明性が問われる現代において、「最初のニュースだけで終わらせない」ことは、社会の健全性を保つうえでも重要です。もし気になるニュースがあったときは、AIに少し問いかけてみてはいかがでしょうか。報道だけではたどり着けなかった情報が、意外な形で見えてくるかもしれません。

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