「マルチモーダル」。“AIと人間の間”に必要なもの

お仕事


AIの進化に加えて、それを人に伝え、橋渡しする「人」や「仕組み」が、これからの社会で欠かせないように思います

◆ マルチモーダルって何?
「マルチモーダル」とは、AIが文字だけでなく、音声・画像・映像など、さまざまな情報のかたちを扱えることを意味します。
映像で理解する人、音で理解する人、文章で理解する人。人それぞれに合った「伝わり方」があるのです。
だからこそ、AIの答えがいくら賢くても、伝わらなければ意味がありません。「人間の情報の受け取り方も、マルチモーダル」ということです。

◆ 必要なのは“つなぐ仕組み”と“つなぐ人”
AIが出す情報を、わかりやすく人に伝える仕組み。
人の意図を、正しくAIに伝える工夫。
その「間」をつなぐインターフェースが必要です。それの開発も進んではいますが技術だけでは足りません。
人の感覚に寄り添える「人」がいて、はじめて成り立つのです。

◆ これから求められる人材
AIと一緒に働く時代には、こうした“間をつなぐ”人が重要になります。

  • AI → 人間:どう伝えるか
  • 人間 → AI:どう指示するか

ただソフトを操作できる人ではなく、AIと人とのあいだに立ち、調整や翻訳ができる人。そういう人こそが、これからの時代に必要とされるでしょう。

◆ 教育や研修でできること
学校や研修では、ツールの使い方だけでなく、次のような力も育てるべきです。

  • 伝え方:AIと一緒にプレゼンする方法
  • 問いの作り方:学習AIに的確な質問を投げるプロンプトの設計
  • 使いこなし:複数のAIを動かすための“台本”づくり

こうした力が、AIと共に成果を出すカギになります。最後にAIの進化ばかりが話題になりますが、本当に大事なのは、「AIと人間のあいだをどうつなぐか」という視点です。

そして私は、その“間”をつなぐ役割を、これからも担っていきたいと思います。

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