AI学習は実務で使ってみないと

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スティーブ・ジョブズがかつてコンサル業を皮肉って語ったことがある。

「彼らはバナナの写真を分析して、あたかもバナナを理解した気になっている。でも本当にバナナを理解するには、実際に所有し、責任を持ち、自分で食べてみるしかない。」

この話は、AI活用の学習にもそのまま当てはまると思う。
AIに関する本を読んだり、ツールの仕様を理解したり、もちろん重要だ。でもそれらは「バナナの分析」に近く、「実際のところ」が見えてこない。いざ実務でAIを使おうとすると、「何をどう指示すればいいのか」「どこまで任せて、どこを自分が判断するべきか」が分からなくなってしまう。

AIを真に活かす近道は、自分が「プロンプトの所有者」になり、責任を持って一つの業務やプロジェクトをまるごとAIと共に体験してみることです。つまり、「実際に自分の業務にAIを使い、その成果と失敗の両方を自分ごととして味わうこと」。そこではじめて、「あ、この指示だとこういうアウトプットになるのか」「なるほど、こう修正すれば精度が上がるんだ」「任せ過ぎると逆にリスクになるんだな」といった無限の“気づき”が連続して起こる。

AIも解説や理論だけでは“使いこなす”ことはできない。だから、体験し、失敗し、修正しながら“くせ”を知っている人には勝てない。

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