「すごい!」「便利すぎる!」と過剰に持ち上げる投稿がSNS上に散見されます。特にX(旧Twitter)では、インプレッションを稼ぐ目的で、AIの機能を誇張して紹介するケースが後を絶ちません。AIツールを十分に使いこなしていないのではと思います。
広告も「ChatGPTを使っただけで副業収入が月100万円に」など、現実的ではない例が溢れています。
「どうやって?」「業務効率化しかできないじゃん?」って疑えて思いとどまれる人であって欲しいです。
実務で本当に活用している人ほど、成果を冷静に考えれる傾向がありますね。
AIがすべてを解決するという幻想への警鐘
AIは決して、何でも自動でこなしてくれる“魔法の杖”ではありません。確かに、業務の効率化や情報の整理といった準備段階では高い効果を発揮しますが、「最終的な判断」や「創造的な発想」といった本質的な部分は、依然として人間の役割です。
にもかかわらず、「AIさえ使えば誰でも成功できる」といった幻想を煽るインフルエンサーの存在には、いわゆる情報商材と似た胡散くささを感じます。AIの力を引き出すには、そもそも人間側に企画力、判断力、倫理観といった“人間力”が備わっていることが前提です。AIはあくまでも補助的な存在であり、有能な人間の“部下”として機能するに過ぎません。
AIの可能性を最大化できるかどうかは、結局のところ、それをどう使うかという人間の手腕にかかっているのです。



