良くも悪くもAIは、万能でないし嫌われてもいる。
AIっぽいものはすぐわかるし判別するAIまである。

先日、大学生が処分されていた。期末レポートで生成AIの使用がバレて減点処分されたそうです。
文章だけでなく、AIで生成した画像がリアルではあるものの、どこか違和感があることがある。
スマートフォンで撮影したような、どこにでもあるような現実感のある写真をAIで作るにはどうすればいいのか。ここでは基礎的な方法を解説する。


1. シーンを具体的に設定する
リアルな画像を作るためには、撮影状況を明確にすることが重要。日常的なスマホ撮影を意識して、以下のポイントを考慮する。
- 自然な場所を選ぶ(公園、カフェ、観光地、登山先など)
- 一般的なポーズや動きを取り入れる(ピースサイン、笑顔、歩いている姿など)
- 撮影時の状況を具体的に描写する(友人といる、食事中、旅行中など)
2. カメラ設定にこだわりすぎない
AI画像生成ツールでは、焦点距離や絞り値、ISOなどの細かいカメラ設定はあまり影響しない。AIが学習したデータにその情報が少ないため、細かく指定するよりもシーンや背景を詳細に設定する方が効果的。
3. 被写界深度を浅くしすぎない
リアルなスマホ撮影感を出すには、ボケ感を控えめにする。
- 強いボケはプロの撮影のように見えてしまう
- スマホ撮影では被写界深度が深く、背景まで比較的鮮明に写る
プロンプトに入れる表現例
deep focusclear backgroundno artificial blur
4. 縦構図で指定する
スマホ撮影の多くは縦向き。AIが学習したスマホ撮影データにも縦構図が多いため、指定するとリアリティが増す。
vertical composition(縦構図)portrait orientation(縦向き)
5. 具体的な場所を指定する
よりリアルな画像を作るためには、有名な場所や具体的な地名を指定すると効果的。
- 一般の人がスマホでよく撮影する観光地(例:富士山、浅草、京都など)
- 機材を持ち運ばないような場所(山頂、ハイキングコースなど)
AIが学習している実際のスマホ撮影データを活かせる可能性が高まる。
6. 素人撮影の要素を加える
プロの写真ではなく、日常のスマホ撮影の雰囲気を出すには、以下の要素を加えるとよい。
- 「ピースサイン」など、日常的なポーズ
- 「手ブレ」「自然光」「セルフィー(自撮り)」などの表現をプロンプトに含める


まとめ
AI画像をよりリアルに見せるには、**「スマホ撮影の特徴を意識する」**ことが重要。
シーンを具体的に設定し、ボケ感を弱め、縦構図を指定することで、違和感の少ない普通?の画像を作ることができます。



