ChatGPT「Team」プラン

ChatGPT

「Team」プランについて聞かれることがあったのでまとめます。

「Plus」プランは月額20ドルで、以下の特典があります:

  • 最も高性能なモデルであるGPT-4へのアクセス
  • GPTを閲覧、作成、使用する機能
  • DALL-E, ブラウジング, アドバンスドデータアナリシスなどの追加ツールへのアクセス

「Team」プランは、月額25ドル(人)で、以下の追加特典があります:

  • GPT-4とその他のツール(DALL-E, ブラウジングなど)の使用制限が高くなる
  • ワークスペース内でGPTを作成・共有する機能
  • ワークスペース管理のための管理者コンソール
  • チームデータはデフォルトでトレーニングから除外される

さらに、画面下部には「ChatGPT Enterprise」へのリンクがあり、「更に多くの機能が必要な場合」と記されています。また、「Manage my subscription」と「I need help with a billing issue」というリンクもあり、それぞれサブスクリプションの管理と課金に関する問題へのサポートを求めることができます。


「Team」は、複数人で協力してプロジェクトを進める組織やチームに適しています。以下に具体的な使用状況と、このプランが特に役立つ状況をいくつか挙げてみます。

向いている状況

  1. 複数部門のコラボレーション:
    • 異なる専門分野のチームが共同でプロジェクトを進める際、AIを使用してデータ分析やコンテンツ生成を行う。例えば、マーケティングチームと製品開発チームが一緒に新商品の市場投入戦略を練る場合です。
  2. 企業内の教育やトレーニング:
    • 社内教育プログラムやトレーニングセッションでAIを利用して、カスタマイズされた学習コンテンツやインタラクティブな学習ツールを提供する。
  3. 大規模なデータセットの共有と分析:
    • データサイエンスチームが大量のデータを分析し、その結果を他の部門と共有する際に、チーム内でデータと結果を効率的に共有できる。
  4. プロジェクト管理と進捗追跡:
    • 管理者がチームの作業進捗を追跡し、リソースを効果的に配分するためのツールとして活用する。

個人には向かない

  • コスト効率:
    • 「Team」プランは複数ユーザーを想定しているため、個人ユーザーにとっては費用対効果が低い場合があります。個人で利用する場合は、よりシンプルで低コストの「Plus」プランの方が適している。
  • 機能の過剰性:
    • 管理者コンソールやチームデータの共有機能など、個人ユーザーには不要な機能が含まれている可能性があります。個人ユーザーは通常、これらの高度な管理機能を使用する機会が少ないため、必要のないコストがかかることになります。

「Team」プランは、複数人での作業や大規模なプロジェクト管理、データの集中管理などが必要な組織や企業に最適で、個人ユーザーや小規模なプロジェクトでは、必要以上の機能やコストがかかるため、よりシンプルなプランが適していると言えるでしょう。