AIとプロ職人は別物

ブログ

AIはデザイン業界を壊すというより、デザインの仕事の中身を変えています。
Google Stitchのような生成AIは、速くそれなりのUIを作れますが、文脈や美意識までは理解しておらず、細部には不自然さや論理破綻が残ります。つまり、平均点のデザインは量産できても、本当に質の高いデザインはできません。

その結果、市場では「無難で普通のデザイン」が溢れかえり価値が下がります。
一方で、独自の感性、文脈理解、発想力を持つ上位のデザイナーの価値はむしろ高まります。AIによって中間層の仕事は圧迫されますが、卓越した表現や新しいコンセプトを生み出せる人は、より重要になります。今後のデザイナーに求められるのは、部品を並べる作業者ではなく、全体のビジョンを描く人になることです。
定型作業や反復業務はAIに任せ、人間は「何を作るか」「なぜそれを作るか」を考え、実験的な発想や新しい価値づくりに集中するべきだ、という主張です。

これは、どの業界にも言えることだと思います。本当に強いプロは、単に手を動かしている人ではなく、判断、選択、違和感の察知、仕上げの加減を持っています。そこがAIにはまだ弱い。
だからAIで置き換わりやすいのは「手順化された平均作業」であって、職人性そのものではありません。むしろAIが入るほど、プロの価値ははっきりします。
デザインでも、文章でも、映像でも、営業でも、料理でも、表面だけ整えることはAIでできても、「何を削るか」「どこを外すか」「どこをあえて崩すか」は、経験と美意識が要ります。

結局、AI時代はプロが不要になるのではなく、本物とそれ以外の差が、前より見えやすくなる時代
なのだと思います。

岡山のホームページ作成