「Google Maps APIを使って…」「APIにリクエストを送ってデータを取得して…」といった会話を聞いて、急に難しく感じたことがあるかもしれません。
API(Application Programming Interface)は、仕組みが分かるとむしろ“とても親切で便利な窓口”だと分かります。
今回は専門用語はいったん横に置き、誰でもイメージできるレストランに例えて、APIを直感的に理解していきます。読み終える頃には「なるほど、APIってそういうことか」とスッキリするはずです。
APIは「レストランのウェイター(=注文の窓口)」です
結論から言います。APIを理解する近道は、レストランの流れを思い浮かべることです。
レストランで料理を注文するとします。席に座り、メニューを見て「ハンバーグが食べたい」と決めました。
ここで、あなたがいきなり厨房に入ってシェフに直接「ハンバーグ作ってください!」とは言いません(普通は止められます)。
そこで登場するのがウェイターです。
- あなたはウェイターに「ハンバーグを1つお願いします」と伝えます
- ウェイターがその内容を厨房へ届けます
- 厨房でシェフが料理を作ります
- できあがった料理が席に運ばれてきます
この「注文を受け取り、厨房とやり取りして、結果を返してくれる存在」。これがAPIのイメージにとても近い。
図解で整理すると、対応関係が一気にクリアになります

- お客さん:ユーザー(が操作するアプリ)
- 注文:リクエスト(欲しいデータや処理のお願い)
- ウェイター/注文の窓口:API(お願いの受け付け役・決まった手順)
- 厨房(調理するところ):サーバー(処理を実行する側)
- 料理:レスポンス(返ってくるデータや結果)
- (補足)食材庫・レシピ帳:データベース(情報を保管している場所)
ポイントは、APIが「何でもできる魔法」ではなく、“決められた注文の出し方で、決められた範囲のことをお願いできる窓口”という点。
APIは「無料とは限らない(課金されることがある)」です
レストランで料理を頼むと、基本的には料金が発生しますよね。
APIも同じで、使うほどコストがかかる性質があります。そのため、多くのAPIは課金体系を持っています。
レストランの比喩で言うなら、こんなイメージです。
- 1回注文するごとに料金がかかる(=1リクエストごとの従量課金)
- 高級な料理ほど値段が高い(=高度な機能・高精度データほど高額)
- 無料の試食がある(=無料枠・トライアル。ただし上限あり)
- 混雑時は注文数に制限がかかる(=レート制限。払い方やプランで上限が変わることも)
つまり、APIは便利な一方で、「どれだけ使うといくらになるか」を意識しておかないと、想定外の請求につながることがあります。
初学者のうちは、まず「無料枠があるか」「上限(回数・データ量)がどこか」を軽く確認するだけでも十分に安全です。
*API(Application Programming Interface)


