写真レビュー
- 岩の写真:ピント面が浅く、手前〜中景の距離差で立体感◎。構図の練習としては合格。人でやるなら、被写体を今の“ピント位置”に置き、背景をさらに遠ざけると一発で溶けます。
- ハンドルの写真:ピント面は十分シャープ。ハイライトの縁にわずかな色にじみ(パープル/グリーン)が見える=このレンズの開放付近あるある(軸上色収差)。対処は下に。

そのままポートレートに移植するセット
- モード:A
- F値:基本 F1.8(ハイコントラスト縁でにじむ時は F2.2–2.8 に微絞り)
- シャッター:1/160〜1/500 を確保(人物ブレ防止)
- ISO:AUTO(上限 3200 目安)
- AF:AF-C/顔検出ON/瞳AFボタンを押しながら撮る
- OSS:ON(α6300はボディ内補正なし。レンズ側の手ブレ補正=あり)
- 電子先幕:OFF(玉ボケの形崩れ防止)
“背景ドロッ”を安定させる3手順
- 距離設計:被写体まで 1.0–1.5 m、背景は 5–10 m 以上離す。
- 前景を一枚噛ませる:枝・手すり・布などを画面端に薄く入れて前ボケ→奥ボケとの三層化で立体感UP。
- 光の向き:半逆光で髪や肩に縁光を入れる。逆光時は露出補正 +0.3〜+0.7、フード装着。
色にじみの簡単対処
- 撮影時:F2.2–2.8に微絞り/強いハイライト縁を避ける角度に微調整。
- 現像:RAWの**色収差補正(軸上/倍率)**をON。
昼の快晴でF1.8が眩しすぎる時
- シャッター最高速(1/4000)に張り付くなら、49mmのND8〜ND16を用意。
この要領で、今日の“岩の距離感”をそのまま人の顔(手前の瞳)に置き換えてみてください。1〜2枚撮れたら、作例を見てF値・露出補正・距離の微調整を詰めます。



