日本ではいま、100歳以上人口が10万人に迫るというニュースが注目されています。しかし、さらに大きな数字として見逃せないのが90歳以上の人口です。最新の統計によれば、その数は約282万人に達しています。
大都市と同じスケール
282万人というと、人口規模は**大阪市(約270万人)**とほぼ同じ。
つまり「日本の90歳以上だけで大阪市がまるごと埋まる」ほどの規模になります。
都市別に比べてみると――
- 横浜市:約375万人(日本最大の市)
- 大阪市:約270万人
- 名古屋市:約230万人
- 札幌市:約200万人
この比較からもわかる通り、90歳以上人口は横浜市に迫り、大阪市を上回る規模です。
都道府県レベルでも
京都府全体が約260万人、広島県は約280万人。
つまり「日本の90歳以上人口=広島県の全人口」とほぼ同じなのです。
社会構造へのインパクト
90歳以上だけで「大都市一つ分」という事実は、日本の高齢化がどれほど進んでいるかを雄弁に語っています。
この層を支えるためには、医療・介護・交通・住宅といった社会インフラを“都市規模”で整えていく必要があるでしょう。
まとめ
- 日本の90歳以上人口は約282万人。
- 大阪市や広島県と同じ規模。
- 超高齢社会の実態を示す象徴的な数字。
都市人口に置き換えてみることで、日本の高齢化問題がいかに“具体的で切実なテーマ”であるかが、ぐっと浮かび上がってきます。



