200万を超えるGPTsが公開されているそうですが、ITリテラシーの高い層や一部企業での利用が中心で、一般層への普及はまだ進んでいません。私は個人利用、ご依頼されたもの、研修で作ったもの全部を合わせると百以上作成しています。
「便利で簡単」と評される一方で、カスタマイズや運用には一定の知識や体制が必要なため、導入が限られているのが現状。また、GPTs自体の認知度も一般には十分とはいえません。
現時点では「AI活用に積極的な層」が先行しているものの、一般ビジネスパーソンや個人利用者の活用はこれからといえるでしょう。教えるとびっくりされ感動されますが普及しないのが謎です。
三菱UFJ銀行（MUFG） – 業務特化型アシスタント
ChatGPT Enterpriseの カスタムGPT 機能 を活用し、法務部には社内規程を組み込んだ リーガルGPT、営業部には製品FAQや社内ナレッジを搭載した 営業支援GPT を構築。これにより、社員は業務ごとに最適化されたAIアシスタントからすぐに回答を得られるようになり、新人教育やナレッジ検索の効率が向上したとされています。さらに 財務・取引データの高精度な分析・可視化レポート生成にも活用されるなど、多彩な用途で実証実験が進んでいます。
日本で企業導入広がる背景と効果
- GPTsは企業固有のデータや文書（報告書、ガイドライン、メール文例など）を組み込めるため、ブランドの世界観や表現スタイルの一貫性を社内で容易に維持できる点が大きな魅力です。文書の添削や投稿文のブランド統一にも強みがあります。
- 多数の日本企業が ChatGPT や API を活用し、文章生成・SNS投稿やマーケティング、商品説明文の自動作成などを実施。ノーコードで GPT を構築できる特長から中小企業でも導入が加速しています。
他にも見逃せない国内 GPT 活用の一例
- “ゼロから始めるAI生活” や “AIsmiley” などの日本語メディアでは、GPT Store にある日本語対応の業務効率化 GPTs（例えばライティング支援、要約・資料作成補助、日本語文章生成など）が特集され、実際に使える場面と操作手順までも紹介されています。
日本における Custom GPT 活用の魅力まとめ
| 観点 | 内容 |
|---|---|
| 業務特化型活用 | 三菱UFJ銀行のように、部門別・目的別にカスタムGPTを展開。法務・営業・分析など用途ごとに最適化されている。 |
| 企業独自の知識統合 | 社内文書や規程集、ブランド表現スタイルなどを GPT に組み込み、品質と統一性を担保。 |
| ノーコード導入・迅速運用 | プログラミング不要で誰でも作成可能。迅速な導入とフィードバック反映が容易。 |
| 日常的な業務効率化 | SNS投稿やレポート作成、翻訳・要約支援など幅広い業務で活用中。文章作成やリサーチが効率化。 |
日本国内においても、カスタムGPTは、銀行、法務、営業、マーケティング、社内ナレッジ運用など幅広い業務領域で効果を発揮しています。特に 三菱UFJ銀行の事例は、業務カスタマイズ型GPTの先進的なモデルケースとして注目に値しますし、これは小さな会社でも簡単にできる事例です。
