Google Earth Studioを使って、地理的動画をより魅力的に演出する方法。
映画でもよく使われてるようです。編集もできますがとりあえず基本的なやり方のみ。
Google Earth StudioはGoogle Chromeのみ対応。使用するPCにChromeをインストールしてください。
- Google Earth Studioにアクセス
- 右上の「Earth Studioを試す」をクリック
- 名前や使用目的を入力して申請
- 承認後、利用可能に
プロジェクトの作成

- 「空のプロジェクト」をクリック
- プロジェクト名と動画設定(基本デフォルトのままでOKだがフレームレートは60がお勧め)
- 「開始」をクリックし、編集画面へ
UIの理解
- 上段:地球が表示される最終的な出力画面
- 下段:タイムライン(キーフレームを設定しカメラワークを作成)
キーフレームでカメラを制御


- 出発地点(例:エッフェル塔)を検索し、アングルを設定
- 60フレームにキーフレームを追加
- 目的地(例:シャルル・ド・ゴール空港)を検索し、450フレームにキーフレームを追加
- 再生して確認

マルチビュー活用
- 表示 → マルチビュー → 2個のビューポート に切り替え
- 左:カメラの位置・動き / 右:カメラ視点
追加属性の活用
- カメラターゲット:被写体を固定しながらカメラを回り込ませる
- ビューのフィールド:ズームイン・ドリーズーム演出
- 時刻設定:昼・夕方・夜の切り替え
- 雲/海洋オーバーレイ:大陸の形状を強調
- ロール(Z軸回転):飛行感のある演出
最初は、クイックスタートプロジェクトが楽
- スタート画面の「空のプロジェクト」のプルダウンメニュー
- [クイックスタート] を選択
- 5種類のカメラワークが設定されたプロジェクトを開く
- 場所やアングルを入力して自動作成
レンダリング(動画の出力)


手順
- レンダリングボタン をクリック
- ファイル名 を設定
- 出力形式は 動画(.mp4) を選択(写真を選ぶと全ての画像が手に入る)
- クラウド上でレンダリングが開始(PCの作業を継続可能:時間かかります)
- Cloudレンダリング からダウンロード(期限注意)
Google Earth Studioのレンダリング時間は、以下の要因によって変わります。
1. 動画の長さ
短い動画(数秒程度)なら数分で完了
長い動画(数分以上)だと1時間以上かかることも
2. レンダリング品質
低画質(Preview):速い(数分程度)
高画質(Maximum/4K):時間がかかる(数十分~数時間)
3. フレームレート
30fpsより60fpsの方が時間がかかる
フレーム数が多いと時間も長くなる
4. インターネット環境
Google Earth Studioはクラウドで処理するため、ネット回線の速度が影響
5. PCのスペック
Google Earth Studio自体はクラウド処理だが、エクスポート時にローカルで処理する場合はPCスペックが影響



