デザイナーと経営者の狭間で

ブランディング

10年ほど前、ロゴ制作でデザイナーさんと経営者のお客様とでのお話。

かっこいいロゴが欲しいとのことでお客様が見つけたデザイナーさんとの打ち合わせに同席して欲しいという。どうやら提示される金額に折り合いがつかないらしい。当時30万と言われて「高すぎる」「いや、妥当だ」との平行線。

デザイナーさんにしてみれば、工業製品でない一点もの商品長年培った美術センスと技術で表た作品です。制作費が500万以上で問題になった催しのロゴもありました。

チャチャっとできる様に見える経営者さんからすると、「なぜそんなものが30万もするのだ時給いくらだよ。」という。

どちらももっともだし、どっちが正しいのかといった正解はありません。ただそれぞれの立場や想いの疎通が計れていなかったという事。

例えば、ナイキの超有名ロゴ「スウッシュ」は、たった35ドルの費用で作られたロゴ。17時間ほどかかったとのことですが..

ただ小さな会社は、ロゴなどにお金をかけ過ぎないこと予算は決めておくことです。ロゴをブランドの行動によって単なるデザインからブランドを格上げすることが大切だと理解して、ロゴ自体にはこだわらない方が良いかもしれません。因みにPUMAは変更しまくっています..