ChatGPTの中で領収書などファイル名の書き換えが可能に。

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PDFの中の内容を読んで日付や名前を設定するということがChatGPTでできるようになりました。
これは、整理されていないクライアントさんのデータ整理にとても役立ちます。
日本の電子帳簿保存法(電帳法)の電子取引データ保存では、「取引年月日・取引金額・取引先」で検索できる状態を用意する義務がポイントで、規則的なファイル名を付けるのは、その要件を“システムなし”でも満たします。

  • 有料プランならファイルを会話やプロジェクトにアップロードして、Python実行環境(旧Code Interpreter)でファイル生成・操作が可能です(グラフや表だけでなく“ファイル生成・加工”も対象)。iOS/Androidアプリからのアップロードも可。
  • ただしスキャン画像だけのPDFはOCR不可(Enterpriseの“Visual Retrieval”を除き、画像は捨てられテキスト部分のみ取得)。この場合は先に設定するかOCRを通すか、手作業確認が必要です。
手順
  1. プロジェクトを作成(推奨)
    サイドバー → Projects → 新規作成 → タイトル「領収書名前変更」。ここにファイルや手順を集約すると、毎回説明せずに継続できます。
  2. 少量(まず5–10枚)アップロード
    そのままチャットにドラッグ&ドロップ。命名規則を宣言: ルール:YYYYMMDD_取引先_金額_[任意].pdf(例:20251015_ABC商事_15400_INV-9821.pdf
  3. プロンプト雛形(コピペ)
    これから領収書PDFを10件アップします。次を守ってください。
    1) 各PDFから「取引日・取引先・金額」を抽出(見つからない項目は空欄)
    2) 命名規則 YYYYMMDD_取引先_金額_[任意].pdf に基づく「候補ファイル名」を作成
    3) {src, dst, date, vendor, amount, note} のCSVを表示(src=d元名, dst=新名)
    4) 私の確認後、元PDFを**コピー**して dst 名で保存し、ZIPにまとめてダウンロードリンクを出力 5) 画像だけのPDFでテキストが無いものは “NEEDS_OCR” と備考に記載

    ChatGPTのデータ分析機能はPythonでファイルを生成できます(結果としてZIPでまとめて渡せる)。
  4. CSVを目視確認→ZIP生成を依頼
    「このCSVで確定。コピーを新ファイル名で保存し、renamed_receipts_YYYYMM.zip を作って提示して。」
    生成物はメッセージ末尾や“Files/Analysis表示”からダウンロードできます。生成・操作はローカルではなくChatGPT内で行われます。

訪問先でもかなりのデーター量も問題なく正確にできました。

注:スキャンスナップなどのスキャンPDF(画像のみ)は自動抽出できないことがあります。事前にOCR(外部ツール)か、EnterpriseのVisual Retrievalを使う設定に切替えます。

会話・メッセージ単位では「10ファイル程度」を目安にアップロードを設計するのが安全。
もし大量アップが必要な場合は「数十〜数百ファイルを複数回/複数時間に分けて拡散アップロード」する設計が現実的。
公式仕様(512 MB/ファイル、10 GBユーザー容量等)を踏まえ、ファイルサイズを小さく・枚数分割・アップロード枠を意識した運用を推奨。

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