AIツールとして注目を集めるChatGPTの有料版とGemini Advancedについて、両者を比較し、それぞれの特徴やメリットを整理してみたいと思います。
1. 速さと安定性
ChatGPTは長い間AIチャットのリーダーでした。その中でも有料版は高度な処理能力を持ちます。ただし、利用者が増える時間帯などには、サーバーが混雑して応答が遅くなったり不安定感が拭えません。
Gemini AdvancedはGoogleが提供するAIツールで、安定性が高いです。Googleアカウントと連携しており、ログイン状態が維持されるため、作業中に中断されることがほとんどありません。応答速度も早く、大量のテキスト処理をスムーズにこなせます。ただ、回答には不満です。
2. 利便性と統合性
ChatGPTは単体での利用が基本で、独立したアプリやブラウザ上で動作します。他のツールとの連携はそこまで強くありませんが、カスタマイズ性やAPI連携を活用することで、独自のワークフローを構築することが可能で便利でカスタマイズしやすく学習もしてくれる。
Gemini AdvancedはGoogleのエコシステムに深く組み込まれています。GmailやGoogleドキュメントで直接AI機能を呼び出せるため、日常的なタスクとの親和性が高いのが特徴。たとえば、メールの文章を即座に校正したり、ドキュメントの内容を要約したりといった操作もスムーズです。
3. コストとプラン
ChatGPTPlusは月額20ドル(約3000円)で利用できます。高品質な生成モデルを使用できるため、コストに見合った価値を提供しています。ただし、ストレージなどの追加機能は含まれていません。
Gemini AdvancedはGoogle Oneのプランに付帯して提供されています。2TBのクラウドストレージとセットで月額2900円。このプランをすでに利用している場合は、AI機能の追加コストが実質的に発生しません。価格設定がシンプルなのもポイントです。
- AI利用のみ:ChatGPTがわかりやすい。追加機能が不要な人におすすめ。
- ストレージ込み:Gemini Advancedがコスパで優れる。Googleサービスを使う人にとってお得感がある。
4. どちらを選ぶべき?
ChatGPTが向いている人
- 他社のツールやAPIを活用して柔軟にカスタマイズしたい。
- 単体でAI機能に集中して使いたい。
- 他のクラウドサービスを利用しており、Googleのエコシステムに依存していない。
Gemini Advancedが向いている人
- GmailやGoogleドキュメントなど、Googleサービスを日常的に利用している。
- ストレージとAI機能をまとめて管理したい。
- 安定性や作業効率を重視したい。
ChatGPTとGemini Advancedは、それぞれ異なる強みを持っています。どちらを選ぶべきかは、使い方や求める機能次第です。
2024年12月現在、私自身はChatGPTを主に利用していますが、安定性とGoogleサービスとの連携を重視し、Gemini Advanced優れた選択肢だと思います。
AI業界では、OpenAIとGoogle(特にそのAI研究部門であるDeepMind)との間で人材の移動が活発に行われています。
OpenAIからGoogleへの移籍
- シェイン・グウ氏:OpenAIでChatGPTの日本語対応を担当していたシェイン・グウ氏は、2023年にGoogle DeepMind東京に移籍しました。
- ティム・ブルックス氏:OpenAIのビデオ生成プロジェクト「Sora」の共同開発リーダーであったティム・ブルックス氏は、2024年にGoogle DeepMindに移籍し、ビデオ生成技術や「ワールドシミュレーター」の開発に取り組んでいます。
GoogleからOpenAIへの移籍
- 技術者の移籍数:2024年の初めから6月までに、少なくとも44人の元Google社員がOpenAIに参加し、過去18か月間では85人以上が移籍。これらの新規採用者の約半数はエンジニアであり、OpenAIの検索エンジン開発などに従事しています。
- ルーカス・ベイヤー氏、アレクサンダー・コレスニコフ氏、シャオフア・ザイ氏:これらのシニアエンジニアは、Google DeepMindからOpenAIのチューリッヒ新オフィスに移籍し、マルチモーダルAIの開発に取り組んでいます。
この情報からは、GoogleからOpenAIへの技術者の移籍が増加していることが伺えます。
どうなるか楽しみです。



