【注意喚起】PDFの黒塗り(墨消し)は簡単に復元されることがあります

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PDFファイルに施した「黒塗り」が、実際には情報を完全に隠せておらず、第三者に元の文字情報が漏洁するケースが多発しています。取り扱いには十分ご注意ください。

なぜ復元されてしまうのか

PDFは「見た目の表示」と「内部のテキストデータ」が別々に存在しています。

  • 見た目だけの黒塗り(危険) 黒い四角形やハイライトをテキストの上に重ねているだけの状態です。見た目には隠れているように見えても、テキストデータ自体はPDF内部にそのまま残っています。
  • 正しい墨消し(安全) Adobe Acrobatなどの専用機能を使い、テキストデータそのものを物理的に削除したうえで黒塗りを施す方法です。この場合は復元が非常に困難になります。
具体的にどう漏洩するか

「見た目だけの黒塗り」のPDFは、以下のような操作で簡単に中身が見えてしまいます。

  • PDF内のテキストをそのままコピー&ペーストする
  • テキスト抽出ツールを使用する
  • Googleドライブにアップロードし、「Googleドキュメントで開く」機能を使う(Googleが自動でテキスト層を抽出・変換するため、黒い箱の下の文字がそのまま表示される)

この現象は過去にも裁判資料や行政文書などで繰り返し問題となっており、「黒塗りしたはずの文書をコピーしたら中身が丸見えだった」という事例が多数報告されています。

対策
  • PDFに機密情報を含める際は、必ず「墨消し(redaction)専用機能」を使用し、テキストデータそのものを削除すること
  • 黒い図形やハイライトを重ねるだけの処理は墨消しとして扱わないこと
  • 配布前に、テキスト抽出やコピー&ペーストを試して、実際に情報が消えているか必ず確認すること
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