Codexは、そのままでも便利なツールだ。ただ、実際に仕事で使うなら、プラグインや外部連携を追加することで実用性が上がる。
いろいろ試した中で、特におすすめしたいのは次の4つ。

1. Context7
CodexでWebアプリやソフトを作っていると、たまに問題になるのが「コードはそれっぽいのに動かない」というケース。
原因の一つは、AIが古いライブラリやAPIの情報をもとにコードを書いてしまうことにある。Context7を使うと、現在使っているライブラリの最新ドキュメントを参照しながらCodexに開発させることができる。React、Next.js、Tauri、Vite、Supabase、Tailwind CSSなど、仕様変更が多いものほど効果がある。
特にCodexで「バイブコーディング」をしている人にはおすすめだ。AIに最新情報を調べてもらう手間を減らし、古い書き方によるエラーも減らせる。開発にCodexを使うなら、まず入れておきたい機能。
2. Record & Replay
これは、人間がパソコンで行った操作をCodexに見せることで、その作業を再利用できるSkillとして作ってくれる機能。
たとえば「管理画面を開く」→「先月のデータを選ぶ」→「CSVをダウンロード」→「名前を変更して保存」という作業を一度実演する。するとCodexが、その手順を理解してSkill化する。次からは「今月分のデータを取って」と指示するだけで、同じ流れを再現できるようになる。
向いているのは、Webサイトの管理作業、管理画面からのデータ取得、ファイル整理、定型的なアップロード、毎月行うレポート作成、CMSへの登録作業などだ。
昔からあるRPAに近いが、大きな違いは、人間が細かく自動化プログラムを作らなくてもいいことだ。「一度やって見せる」というのがわかりやすい。毎回同じ作業をしている会社ほど、使い道がありそう。
3. 外部サービス連携
3つ目は、Google DriveやGitHubなどとの外部サービス連携。
これは地味に見えるが、AIを仕事で使うなら重要なポイントになる。通常のAIは、人間から渡された情報しか知らない。外部サービスとつなぐと、必要な情報をAI自身が探しに行けるようになる。
たとえばGoogle Driveと連携しておけば、「○○社の過去の資料を探して」→「最新版を確認」→「内容を整理」→「新しい提案資料を作る」といった使い方ができる。GitHubなら、「この機能に関係するコードを探して」→「問題点を確認」→「修正案を作る」といったこともできる。
他にも、Google Docs、Gmail、Notion、Slackなど、自分が普段使っているサービスと連携できる。
ただし、何でもつなげればいいわけではない。普段使っていないサービスまで大量に接続する必要はない。自分の仕事で使っているサービスだけつなぐのが、一番実用的だ。
4. Playwright(ブラウザ操作・検証)
4つ目は、Playwrightを使ったブラウザ自動操作。
ここまでの3つが「正しい情報をもとに書く」「作業を再現する」「必要な情報を取りに行く」ためのものだとすると、Playwrightは「作ったものが実際に動くかを確認する」ためのものになる。
CodexにWebアプリを作らせたあと、実際にブラウザで開いて、画面を操作して、表示が崩れていないか、エラーが出ていないかを人間の目を介さずにチェックできる。GitHubから最新のissueを取得して、その内容をPlaywrightでテストして、結果をファイルに保存する、といった組み合わせ方もできる。
Web開発が中心なら、実質的にはこれも標準装備に近い。逆に、社内資料の整理や定型作業がメインで、画面の見た目を確認する場面が少ないなら、無理に入れる必要はない。
Codexには多くのプラグインやSkillがあるが、最初から大量に入れる必要はない。
開発をするならContext7、定型作業を自動化したいならRecord & Replay、社内資料やサービスとAIをつなぎたいなら外部サービス連携、作ったものの動作確認まで任せたいならPlaywright。この4つから試すのがおすすめ。
AIを質問相手として使うだけでなく、調べる・作る・操作する・確認するところまで任せてみると、Codexの使い方の幅が変わってくる。



