MacBookには複数のUSB-Cポートがあり、どのポートからでも充電できるモデルがあります。
そこで気になったのが、「2カ所に充電器を挿せば、充電速度も2倍になるのかどうか」という素朴疑問です。
結論からいうと、充電器を2本接続しても、電力は合算されませんでした。

MacBookが自動的に1つを選ぶ
MacBookに複数の充電器を接続すると、Macがそれぞれの給電量を確認し、最も給電量の多い電源を1つだけ選んで充電します。
Apple公式サポートでも、Macは一度に1つのポートからのみ充電し、USB-CやMagSafeなど複数のポートに充電機器を接続しても、速く充電できるわけではないと案内されています。
たとえば、次のようになります。
- 30Wと65Wの充電器を接続する
→ 基本的に65W側から充電 - 65Wの充電器を2台接続する
→ 130Wにはならず、どちらか一方を使用 - USB-C充電器と給電対応モニターを接続する
→ 給電量の多い方を使用
つまり、2本挿しても充電器同士が協力してくれるわけではありません。
2本挿しても壊れない?
USB Power Deliveryに対応した正常な充電器とケーブルを使用していれば、複数の電源を接続しただけでMacBookが壊れることは通常ありません。
MacBook側で給電元を制御するため、2台分の電力がそのまま流れ込むことはありません。
ただし、充電速度が上がるわけではないため、充電目的で2本接続するメリットはほとんどありません。Appleは、安全基準に準拠したUSB PD対応の電源アダプタやディスプレイを使用するよう案内しています。

現在の給電ワット数を確認する方法
MacBookが現在何Wで給電されているかは、「システムレポート」から確認できます。
通常のAppleメニューに表示されるのは「システム設定」であり、「システム情報」は常に表示されている項目ではありません。
通常の画面から確認する場合は、次の順番です。
Appleメニュー
→ システム設定
→ 一般
→ 情報
→ システムレポート
→ 電源
→ AC充電器の情報
「情報」画面では、下までスクロールすると「システムレポート」が表示されます。
もう一つ、少し早く開く方法もあります。
Optionキーを押したままAppleメニューを開く
→ システム情報
→ 電源
→ AC充電器の情報
Optionキーを押している間だけ、通常のメニュー表示が変わり、「システム情報」が現れます。Apple公式も、この方法で「AC充電器の情報」に表示されるワット数を確認できると案内しています。
MacBookに充電器を2本接続しても、充電速度は2倍になりません。
MacBookが最も給電量の多い電源を自動的に選び、1つのポートからだけ充電します。
65W+65W=130Wにはならない。



