GPT-5.6 Sol × UltraモードでWeb制作を徹底検証してみました。

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一般公開されたOpenAIの最上位モデル「GPT-5.6 Sol」。
今回、Ultraモード」を使い、実際にWebサイト制作をかなり深く検証してみました。
構造から細かな仕様まで指定し、何度も試した結果、GPT-5.6 Sol × Ultraモードの「得意なこと」と「苦手なこと」が、かなりはっきり見えてきました。

先に結論を言えば、
ゼロからの新規Web制作をすべて任せるには、まだ少し早く何度も修正が必要だし、こちらの手作業でまとめることも出てくる。
しかし、既存サイトの運営・管理では非常に強い
だろうなという印象。

また、あくまで今回使い比べた中での個人的な感想ですが、視覚的なデザイン表現については、Claude Fable 5(Fable)の方が一歩強いのではないかとも感じました。

ゼロから完結までのWeb制作ツールとしては「まだ早い

今回の検証で感心したのは、論理的・構造的にWebサイトを組み立てる能力です。
マークダウンなどで構造を細かく指定すると、HTMLをはじめとするWebサイトの骨組みを、かなり正確に組み上げてくれます。

今回使ったUltraモードだけですが、複雑な修正や大量のファイルを扱う場面で非常に強いと感じました。

構造を考える。
コードを書く。
既存の仕様を読み取る。
問題のある箇所を修正する。

こうした「論理的に答えを出せる仕事」については、かなり高いレベルに来ています。
しかし、問題はその先です。
ウェブサイトのデザイン、肝心の「見た目」を作る段階になると、まだ課題があり検証させ修正させる時間がもったいなく煩わしかったです。

ロジックは強いのに、デザインに必要な“微妙なニュアンス”はまだ弱い。

今っぽい余白の取り方。
文字サイズの微妙なバランス。
写真とテキストの距離感。
何となく「格好いい」と感じるレイアウト。
こうしたものは、すべて数値や言葉だけで説明できるわけではありません。

テキストで細かく指示を出しても、どこか無機質になったり、「間違ってはいないけれど、何か違う」というデザインになったりすることがあります。

そのため、

「これ一つで、ゼロからプロレベルのWebサイトが完成する」
とまでは、まだ言えないというのが僕の正直な感想です。

個人的な感想:ビジュアル面ではFableの方が強いかもしれない

今回の検証を通して、もう一つ感じたことがあります。
それは、視覚的なデザインや見た目のニュアンスについては、Claude Fable 5(Fable)の方が強いのではないかということです。

GPT-5.6 Sol × Ultraモードは、どちらかと言えば、
「堅牢なコードを書く」
「複雑な構造を整理する」
「大量の作業を正確に処理する」

という方向に強みがあるように感じます。
一方でFableは、見た瞬間の印象や、デザインの「今っぽさ」を作ることに長けている印象があります。
もちろん、これは使い方やプロンプト、制作するサイトのジャンルによっても変わります。
しかし少なくとも今回の検証では、
構造やコードならGPT-5.6 Sol。
視覚的なデザインならFable。

そんな違いを感じました。

本領発揮は、既存サイトの「運営・管理」

一方で、すでに運営しているWebサイトや、既存のHTMLサイトの「管理・保守・運営」になると、評価は大きく変わります。
ここでは、GPT-5.6 Sol の強みが一気に生きてきます。
なぜなら、既存サイトにはすでに「ルール」があるからです。
CSSがある。
レイアウトがある。
デザインのルールがある。
ファイル構成がある。
つまり、ゼロから「何が格好いいか」を考える必要がありません。

AIにとっては、

「このルールを守りながら、ここを直してください」という仕事になります。
これは非常に強い。
例えば、
「この部分だけ修正してほしい」
「このページと同じデザインで、新しいページを追加してほしい」
「既存のCSSを崩さずに、この機能を追加してほしい」
「複数のファイルを確認して、不具合の原因を探してほしい」
といった、目的と条件が明確な仕事では、かなり高い能力を発揮します。

今回使ってみて感じたのは、新しく何かをデザインさせるより、すでにあるものを理解させて改善させる方が、圧倒的に強いということでした。

AIは「ゼロから作る」より「改善する」方が強い

これはWeb制作だけの話ではないのかもしれません。
人間が「何となく良い」と感じるものをゼロから作るには、感性や経験、時代の空気を読む力が必要です。
一方で、
すでにある仕組みを分析する。
問題を見つける。
ルールに沿って改善する。

こうした仕事は、AIが非常に得意とする領域です。だから僕は、AIにすべてを任せようとは思いません。
・人間が方向を決める。
・AIが調査する。
・AIが作業する。
・人間が判断する。
・そして、また改善。

この繰り返しです。
AIが進化したから、人間が何もしなくてよくなるわけではありません。
むしろ、何をさせるのかを決める人間の能力が、これまで以上に重要になると思います。

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