Codexの6月のアップデートで、より顕著になった変化は「AIに相談する」段階から「AIに作業を覚えさせて実行させる」段階へ進んできたこと。
- Record & Replayで、作業手順をスキル化できるようになったユーザーがMac上で実際に行う作業をCodexに見せることで、その流れを再利用できるスキルとして保存できます。たとえば、YouTube Studioで動画をアップロードする、WordPressで記事を下書き保存する、毎月のレポートをダウンロードする、経費申請を行う、Issueを作成する、といった作業です。これは単なる録画再生ではなく、「どの場面で使う作業か」「何を入力するか」「どこまで進めるか」「完了をどう確認するか」をCodexが整理して、次回以降に使える形にする機能です。
- Codexはコード生成AIから、作業代行AIへ近づいているこれまでのCodexは、コードを書く、修正する、ファイルを編集するという開発寄りの印象が強いものでした。しかし、Record & ReplayやComputer Useによって、ブラウザ操作、管理画面操作、アプリ操作など、人間が毎回行っていた定型作業にも使えるようになってきています。つまり、Codexは「コードを書いてくれるAI」から、「PC上の作業を進めてくれるAIエージェント」へ変化しています。
- Computer Useとの組み合わせが重要Record & Replayを使うには、Computer Useが利用可能で有効になっている必要があります。Computer Useは、CodexがMac上の画面やアプリを見ながら操作するための機能です。Record & Replayで作業を記録し、Computer Useでその作業を実行する、という関係です。
- 向いているのは、手順が安定した繰り返し作業Record & Replayが特に向いているのは、毎回の流れがある程度決まっていて、変更されるのは入力内容だけ、という作業です。例としては、YouTube投稿、WordPress投稿、定期レポート取得、管理画面への入力、予約処理、社内ツールの操作などです。逆に、毎回判断が大きく変わる作業、画面構成が頻繁に変わる作業、秘密情報や決済情報を含む作業は注意が必要です。
- 公開・送信・削除などは、人間確認を残すべき実務で使う場合、最初から完全自動で公開や送信まで任せるのは危険です。YouTubeなら「公開直前まで」、WordPressなら「下書き保存まで」、メールなら「送信前の確認まで」にしておくのが安全です。Codexに任せる範囲と、人間が確認する範囲を分けることが大事です。
- 実務ではWeb運用・管理画面作業との相性がよいWeb制作や運用の現場では、WordPress投稿、画像差し替え、固定ページ更新、YouTube投稿、フォーム確認、レポート取得など、細かい定型作業が多くあります。Record & Replayは、こうした「人が覚えて繰り返している作業」をAIに覚えさせる方向なので、非エンジニアにも価値が伝わりやすいアップデートです。
- 今後は「AIに聞く」より「AIに作業させる」流れが強くなるChatGPTで文章やコードを相談するだけでなく、Codexに実際の作業手順を覚えさせ、必要に応じて再実行する流れが出てきています。これはAI活用の段階が一つ進んだということです。つまり、今後のポイントは「AIに何を答えさせるか」だけでなく、「AIにどの作業を任せるか」になっていきます。
とりあえず入れておいた方が良い「Record & Replay」のインストール・開始方法です。


Codexアプリを開きます。
上部の Plugins を開きます。
一覧から Computer Use をインストールします。
続いて Record & Replay をインストールします。
必要に応じて、Macの画面収録やアクセシビリティ権限を許可。
Codexアプリを再起動します。
Plugins画面の +メニュー を開きます。
Record a skill を選びます。
表示された入力欄に、記録したい作業内容を書いて送信します。
Codexが録画許可を求めたら承認し、実際に作業を行います。
作業が終わったら、メニューバーやオーバーレイから録画を停止。
停止後、Codexがその作業を再利用できるスキルとしてまとめます。





