Design Arenaに入れて試したが、イマイチでした。:覚書

ブログ

これは「AIに直接デザインを作らせる画面」。
同時に、裏側では複数のAIモデルを競わせて、どのAIの出力が良いかを投票する仕組みになっています。Design Arena公式も、同じプロンプトを複数のAIモデルに与え、結果を横並びで見せて、ユーザーが良い方に投票するベンチマークだと説明しています。

使い方は大きく2つあります。
1つ目は、リーダーボードを見る使い方
上のメニューにある「Leaderboards」を押すと、分野ごとにどのAIモデルが強いかを見られます。これは「今、画像ならどのAIが強いか」「Webデザインならどれが強いか」「スライドならどれが強いか」を確認する用途です。

2つ目は、自分でプロンプトを入れて試す使い方です。
今表示されている画面はこちらです。

中央の大きな入力欄に、作りたいものを書きます。
たとえば、

「Create a modern landing page for a historic Japanese Sento (public bathhouse) targeting overseas travelers. Use a clean, premium design with a calming color palette inspired by traditional bathhouse aesthetics (deep indigo, natural wood, and slate). Include sections for the bathing experience, cultural heritage, visitor etiquette guide, and a contact/inquiry form.」

のように入れます。

日本語でもある程度いける可能性はありますが、こういう海外系AI比較サイトでは、まず英語で書いた方が意図が通りやすいことが多いです。

次に、入力欄の下にあるカテゴリを選びます。
今の画面では、Website、Game Dev、3D Design、Data Visualization、UI Component、Image、Logo、SVG、Video、Slides、Mobile Apps などが並んでいます。

Webサイトのデザインを見たいなら Website
ロゴ案を見たいなら Logo
画像を作りたいなら Image
プレゼン資料っぽいものを見たいなら Slides
ボタンやカードなど部品単位なら UI Component
ベクター画像なら SVG

カテゴリを選んだら、右側の矢印ボタンで実行します。

実行すると、複数のAIモデルが同じ指示に対してデザインを生成します。Design ArenaのMethodologyでは、ユーザーがプロンプトとカテゴリを選び、モデルの出力を比較する形式だと説明されています。評価は匿名化された出力を見て行うため、最初から「これはClaude」「これはGPT」と分からないようにする仕組みです。

正直、いまいち

その後、A案とB案のようにデザインが出てくるので、良いと思う方を選びます。
これを何回か繰り返すと、どのモデルが勝ったかが分かる、という流れですが、言語選択に日本語がないなどちょっとウェブサイトには向かない。。つまり、このサイトは単なる画像生成サイトというより、

同じお題を複数AIに投げて、どれが一番よいデザインを出すか比較する場所です。

実務で使うなら、こう使うのがよいです。
まず、Leaderboardsで「この分野に強いAI」を見る。
次に、自分の案件に近いプロンプトをDesign Arenaに入れて試す。
出てきた複数案を見比べる。
良かった案を参考にして、実際の制作ではChatGPT、Claude、Gemini、Figma、Canva、WordPressなどに持ち込む。

たとえば、Webディレクター業務ならこうです。

「銭湯の海外向けLPを作る」
→ Websiteを選ぶ
→ 英語でLPの条件を書く
→ 複数AIのデザイン案を見る
→ 良い構成、配色、ファーストビュー、セクション構成を拾う
→ 実装は別途、自分の制作環境で行う

このサイトだけで完成品を納品するというより、AI別のデザイン案コンペを一瞬でやる道具と考えると分かりやすいです。

注意点もあります。

Design Arenaは、基本的に「見た目」や「好み」の比較に強いサイトです。公式Methodologyでも、コミュニティによる直接比較でランキングが形作られると説明されています。(Design Arena)

そのため、Webサイトの場合、見た目が良くても、コード品質、SEO、アクセシビリティ、WordPress化、問い合わせフォームの動作、スマホ表示、保守性までは別チェックが必要です。

仕事で使うなら、機密情報や未公開案件名をそのまま入れない方が安全です。プライバシーポリシーでは、ユーザーが提供するプロンプト、入力、出力、アップロードメディア等のユーザーコンテンツデータを収集対象として説明しています。(Design Arena)

結論としては、Design Arenaはこう使うものです。

「制作ツール」半分、「AIデザイン比較サイト」半分。
完成品を作る場所というより、どのAIがどんなデザインを出すかを比べ、案件の初期案・方向性・参考デザインを探すための場所です。正直、私には会いませんでした。

岡山のホームページ作成