「AIで動画自動生成」は思ったほど革命的じゃないと感じました。(Claude Design )
Premiere ProからDaVinci Resolveに移って「楽になった」と感じ、さらにCapCutで「もう十分簡単」と感じていた人にとっては、Claudeや他のAIでわざわざ自作ワークフローを組むほうが、むしろ面倒になります。
おそらく、AIが本当に役立つ余地はあります。それは「動画編集ソフトそのものを置き換える」ことではなく、CapCutに入れる前の下処理を自動化することです。
たとえば、音のないところをカットする処理は、AIというより音声解析の領域です。一定以下の音量が続いた部分を検出して詰める「サイレンスカット」は、すでにかなり実用的です。ただ、完全に詰めすぎると不自然になるので、息継ぎや文末の余韻を少し残すような調整が重要です。
テロップについては、単なる文字起こしならCapCutでも十分できます。
問題は「見やすいテロップ」に整えることです。話し言葉をそのまま字幕にすると長すぎたり、改行が変だったり、「えー」「あの」などが邪魔になります。ここはAIが得意です。発話を短く分割し、重要語を強調し、ショート動画向けにテンポよく並べる。たとえば「CapCutでもう十分簡単」「これ以上、楽になる?」「正直そう思ってます」のように、意味単位で見せるテロップに変換できます。
イメージ動画でおこなう音楽に合わせて映像を切り替える部分は、一番おもしろいけれど、まだ人間のセンスが強い領域です。BPMに合わせて切るだけではなく、サビやドロップで見せ場を置く、映像の動きと音の強い瞬間を合わせる、あえて間を残す、といった判断が必要。
ただ、素材が多い場合に「動きが大きい瞬間」「完成品が映っている瞬間」「手元が見やすい瞬間」などをAIが拾って、BGMに合わせて仮配置してくれるなら、かなり便利です。

理想形は、AIが完成動画を勝手に作ることではありません。
素材を入れたら、無音カット済み、字幕入り、BGMに合わせた仮カット済み、見せ場候補にマーカー付き、という「8割完成した編集プロジェクト」を返してくれることです。そこから人間がCapCutやDaVinci Resolveで微調整する。これなら実用性がありるし使いたい。



