Claudeやcodex:コード生成AI(Code Generation AI)に、いろんなものを作ってもらっている。
サイトに載せる質問ボックス。字幕ファイルを渡すと、翻訳と音声生成とタイミング調整まで進めてくれるスクリプト。自分専用の印刷ガイド。
どれも、世の中を変えるアプリではない。
他人に見せても、「へえ、便利そうですね」で終わる…
これまでなら、こういう小さな不便はだいたい放置していた。ちょうどいいアプリを探す。見つからない。近いものを使う。Excelで無理やり形にする。最後は「まあ、こういうものだよね」と諦める。
バイブコーディングが面白いのは、この諦めの手前に手を伸ばせるところ。
「こうして」と言ったら一発で理想のものが出てくる、という話ではない。違う方向に進むこともあるし、何度も言い直す。作って、試して、捨てることもある。
でも、捨てられるくらい軽いのがいい。
大きな開発ではなく、毎日の中にある小さな引っかかりを、ちょっとした道具に変える。字幕作業のような仕事の面倒も、個人的すぎる欲望も、同じように扱える。ご依頼を受ける製品もある。
今、起きているのは、「プログラミングを勉強しなくてもいい」という話ではなく順番が変わったのだと思う。
昔は、まずプログラミングを勉強して、できるようになってから作った。
今は、作りたいものが先にあって、そのために必要なことを途中で覚える。コードを書く手前にあった重い扉を、AIが少し押してくれる。
だから大事になるのは、何を作るかだ。
どこが面倒なのか。何が自分に合っていないのか。普遍的な既製品ではなぜ足りないのか。そういう違和感に気づける人ほど、自分用のソフトを持てるようになる。
毎日ミニソフトを作る生活は、すごい未来というより、机の上に道具箱が増えた感じに近い。
必要になったら、そこから一本取り出して、自分の生活に合わせて少し削り、少し足す。
おもしろい。




