
Claude Codeのスキルは、SKILL.md に「いつ使うか」「どう進めるか」を書いて、必要なときだけ読み込ませる仕組みです。Claude Code公式でも、スキル本文は使うときだけ読み込まれると説明されています。
Codexも同じく、スキルは SKILL.md を持つディレクトリとして作り、Codexが必要と判断したときだけ全文を読み込みます。保存場所はClaude Codeとは違って、リポジトリ内なら .agents/skills が基本です。
Antigravityもかなり似ています。GoogleのCodelabでは、AntigravityのSkillは SKILL.md と任意の scripts/、references/、assets/ を持つディレクトリ型パッケージとして説明されています。プロジェクト単位なら <workspace-root>/.agent/skills/、グローバルなら ~/.gemini/antigravity/skills/ に置く形です。
なので結論はこうです。
| 使い方 | Claude Code | Codex | Antigravity |
|---|---|---|---|
| 常時読む基本ルール | CLAUDE.md | AGENTS.md | Rules系 |
| 必要時だけ読む手順書 | Skills | Agent Skills | Skills |
| スキル本体 | SKILL.md | SKILL.md | SKILL.md |
| 考え方の移植 | かなり可能 | 可能 | 可能 |
| そのままコピペ | 一部調整が必要 | 一部調整が必要 | 一部調整が必要 |
一番大事なのは、「Claude Code専用機能」ではなく、AIエージェントに作業手順をモジュール化して渡す考え方として見ることです。
たとえばClaude Code用のスキルをCodexに移すなら、だいたいこう変換できます。
Claude Code:
.claude/skills/blog-writer/SKILL.md
Codex:
.agents/skills/blog-writer/SKILL.md
Antigravity:
.agent/skills/blog-writer/SKILL.md
中身も基本は同じで、
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name: blog-writer
description: ブログ記事の構成案、本文、見出し、導入文を作るときに使う。
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# Blog Writer Skill
## 目的
読みやすいブログ記事を作る。
## 手順
1. 読者像を確認する
2. 結論を先に置く
3. 見出し構成を作る
4. 本文を書く
5. 最後にタイトル案を出す
## 制約
- 過度に煽らない
- 専門用語は説明する
- 事実と推測を分ける
みたいな形なら、CodexでもAntigravityでもかなりそのまま使えます。
ただし注意点はあります。Claude Codeには /skill-name のような呼び出しや、Claude Code独自の拡張があります。一方CodexにはCodexのスキル配置ルールや AGENTS.md の階層ルールがあります。Codexは作業前に AGENTS.md を読み、グローバル設定とプロジェクト設定を重ねて使う仕組みです。
なので実務的には、
常に守らせたいルールは AGENTS.md や Rules に書く。
特定作業の手順は SKILL.md に分ける。
外部APIやDB操作はMCPやスクリプトに逃がす。
この分け方が一番きれいです。
たとえば、
- コミットメッセージの形式
- PRレビュー手順
- フロントエンド実装ルール
- API設計手順
- YouTube台本作成
- ブログ記事作成
- セキュリティチェック
- DBマイグレーション確認
このへんはClaude Code、Codex、Antigravityのどれでもスキル化しやすいです。
逆に、ツール固有のコマンド、権限設定、フック、サブエージェント指定みたいな部分はそのまま移植せず、各ツール向けに書き換える必要があります。
要するに、スキルの中核である「作業手順・判断基準・出力形式」は流用できる。
置き場所・呼び出し方・独自機能だけツールごとに変える。という理解で合っていると思います。



